本日の稽古参加者、M黒先生、K川先生、T屋さん、S藤さん、D-san。
かみさんが、持っていたデジカメで知らぬ間に数枚パシャリ。盗撮だったので意識していないが故、現在の構えを知るいい材料になりました。
2008年12月22日月曜日
12/20 稽古
2008年12月18日木曜日
12/18 稽古
M黒先生。最初の一声。良いときの半分程度しか声が出ず、気持ちが乗れません。案の定、先生の攻めにズンズン圧されてしまいました。観ていたS村先生も、気持ちの圧力がM黒先生70対私30という印象を受けたとコメントしてくれました。
M黒先生との稽古ではいつも、先生の中心を、ほんの僅かであっても如何に外すかということを心がけています。先生は剣先を喉にピタッとつけられたまま、近い間合いからでもこちらに隙が出来るまでズンズン入って来られます。私が打ち込まれる瞬間は大抵、剣先が中心から外れないので打っていけず、もはや中心が外れるのは先生が打って出るところしか残されていない......後手後手での出ばな狙い。結局は足が固まって居ついたところを仕留められるというパターンです。そうなる前に何かしようと考えています。こちらから一方的に独善的に前に出ても全然動じません。そこで先生が攻めに入られるところをその気をしっかり受け止めた上で勇気を持って攻め返す。効いたか効いていないかを感じることが非常に困難ですが、それを感じる稽古をしています。
H田先生との稽古。やはり声が出ない。何とか張り詰めた気持ちを取り戻そうと努めましたが、やっぱり2連ちゃんの深酒の影響か心身ともについてこず。本当の一本が全く出ずに、時間の経過とともに疲労のほうははどんどんたまり、気持ちもどんどん悪いほうに落ち込み、最後はほんとに吐きそうでした。やるからにはコンディションを整えること、如何につらくとも自分に負けないこと。摂生と克己。この両方を心に刻みました。
S村先生よりアドバイス。打突前に構えが崩れる。所謂”タメ”ている間に剣先・体勢が崩れているということだと思いました。いかなる状況でも打突する瞬間以外中心を外さない稽古心がけます。
2008年12月16日火曜日
オールインドネシア選手権大会
インドネシア剣士に剣道形を勉強してもらうため、T屋さん・Mercelによる剣道形を大会前に披露。息がぴったり。大事なことです。自分もこれから形の稽古をせねば。
2008年12月9日火曜日
12/6 稽古
この恵まれた機会を逸する理由もなく、M黒先生、H田先生、S村先生、K川先生の占めて28段の先生方とお願いいたしました。
体はだいぶ動くようになってきました。ようやく身も心も休む前の感覚、スタートラインに近づいていっているな気がします。先生方からは、
1.構えが前傾姿勢になっている
2.剣先を動かす際に左拳が動いてしまっている。
3.攻めの切り口として剣先を下げる際、下げ幅が大きすぎて危険。
といった、これまで何度も頂いていたご指導を頂き、改めまして自分の欠点も含めてこれまでやってきていたことを思い出しつつあります。
次回は左足、左腰、左拳をしっかり意識して稽古に励もうかと思います。
2008年12月4日木曜日
稽古11/30
昇級・昇段が開催された関係で稽古時間が限られていたので、逃してはならないとまず一番にS村先生にお願いしました。3本も狙った私の突きは全て外れ、お返しに一本だけ頂いたS村先生の突きは見事に貫かれました。・・・なんていう激しい稽古を頂いたお陰で、多少は目が覚めたか、前回に比べ自分の気は乗っていたと感じました。ようやく声も出てくるようになりました。
本日の稽古で、これまでの剣道を少しでも取り戻すため心がけたのは、結果を意識するということでした。ここ最近の稽古では、形にとらわれ過ぎていたと感じたからです。構えの形、打ちの形、攻めの構成など。どうもこれでは迷いが生じるばかりと、出来るだけ余計なことを考えずに相手の部位を打ち込むことに専念しました。その結果、ようやく気が入り、攻めにも迷いがなくなってきました。
さて、続いてT屋さんとの稽古。T屋さん大きくなりました。体重でなく構えが。私がサボっている間に六段を初受審したのは知っていましたが、昇段を意識した実のある稽古がそうさせたのだと感心しました。初めてジャカルタに来た頃に比べると別人のようです。それでも残念な結果だということで、相変わらずタフな難関であること実感。今回は協力できませんでしたが、次回の審査においては私も稽古相手になれるかと思います。切磋琢磨して更に上を目指しましょう。
2008年12月1日月曜日
JJC個人部会フェスティバル
プログラムは基本的に去年と同様。声の通るT屋名司会が進行してくれました。
小学生の演舞から。今年はうちの長女・次女も参加しました。
上下素振り、正面打ち、左右面、早素振りを披露。娘たちの早素振りは殆どダンスしているようなもんでしたが、これも愛嬌。
せっかく来ているからという理由で急遽私も参加することに。応じ技と地稽古の実演をA野先生と行いました。
最後は日本剣道形で締めましたが、さすが先日50周年記念大会で大先生方を前に演舞した二人、T屋さん・Mセルは素晴らしかった。特にMセルの進歩、無駄のない鋭い形に驚嘆。
観客は予想を上回る多さ。というのもこの剣道部のデモの直後、ラッキードローなる抽選会があるので皆さんそれを目的に来場してました。因みにその抽選会ではめでたく100位中13位の「29型テレビ」が当たりました。ダンボールには薄型と書いてあったものの、実体は程よく厚型で、おそらく当選者の中でも最大の品だったと思います。アパートに持って帰る際は、皆にジロジロ見られながら、運転手と二人で汗だくになって車に運び込み、大仕事でした。
参加したメンバーで稽古もしました。内容は、未だ迷いが吹っ切れず、気持ちがまとまらない不十分なものでした。
2008年11月28日金曜日
稽古 11/26
楽しみにしていたS村先生との稽古。これまでの稽古不足はもちろんのこと、久々の稽古のお願いに力が入りすぎたのか、いい所は発揮できず。振り返ってみると、いわゆる”合い気”になれていないということがいい所が出ない原因だったような気がします。”気”で攻めていないのか、さらに先生の気も受けきれていなかったような気がします。
心と体、両方取り戻すのにまだ少々時間が必要のようです。しっかり稽古、稽古。ところが心配なのが稽古場所。当スカイライン道場が12月いっぱいで閉鎖。新道場のもまだ見つかっていないとのこと。
2008年11月26日水曜日
11/22稽古
そんな状況から開放されようやくジャカルタに戻ってきました。
久しぶりの稽古でしたが、身体の鈍りもさることながら気持ちの鈍りを回復するのに苦労しました。
高段者の先生方が非常に少なくかったこともあり、元に立ち多くのインドネシア人剣士と稽古をしました。下位の者とはいえ、1.初太刀に集中すること、2.無駄打ちをしないこと、3.受けっぱなしにならないことを念頭にことさら気持ちの再整理を中心に取り組みました。身体のほうは今日一日ではなんともならないので徐々に運動しながら体力回復していきたいと思います。
2008年5月12日月曜日
2ヶ月ぶりの稽古
1.購入したての新品の胴が手元に届きました。正月に注文したものが出来上がり、こともあろうに昇段審査で帰国されたS村先生に持ち運んでもらいました。詳しくは別途。
2.長女・次女が剣道デビュー。初回はかみさんが指導。ついつい家で叱っているような感覚で、感情が出てしまったようで、これではだめだと反省してました。
元立ちを十人程度とやった後、S村先生との稽古。これまでに比べ中心が崩れないとの印象を受けました。攻めを見せても虚実を見極め、これまで以上に打ち気を消して我慢されている感があり、手元を動かすことがなかなか出来なかったように思えます。個人的な剣道観からすると、更にいい方向に進化されているという印象を受けました。
さて自分はというと、2ヶ月のブランクはありましたが想像したよりは勘は鈍っていませんでした。S村先生より、「肩が内側に入っている」とご指摘あり。最近の模擬刀での素振りで、”鋭く切る”ために左の小指・薬指に力を入れる必要性を感じ、少し手ごたえを感じていました。手の内が今までより多少絞り気味になっていたのは確かです。それが行き過ぎて肩まで入っていたということの可能性があります。鋭いご指摘です。
2008年3月11日火曜日
3/10 K原さん 送別稽古
As usual, KHR-san had one-point matches with everyone; 20 persons. In the first half with the Indonesian players, he got a point with only one-hitting. I was so impressed that he looked as if he had never been tired.
私個人は面を献上。先般の試合の雪辱を果たされた結果となりました。16、17人目だったので相当きつかった時だと思いますが、気合を入れ直されての立会いに魂を感じました。ありがとうございました。
As for me, I was beaten as his revenge on me for the previous match. I felt his soul when he fought with me. In spite of his peak of stamina, his spirit was really great.
稽古後、H田先生から居合刀を頂きました。私が来週からバタムに行って稽古できないので一人稽古を心がけますと言ったことで、素振り用としてくださったものです。移動の際に飛行場で捕まらないよう注意し、しっかり稽古してきます。まことにありがとうございました。
After the practice HMD-sensei gave me a sword for Iaido. Since I said I would try practices alone, he gave it to me for Suburi. I'll do Suburi many time with it. I'm wondering if a sword is transferable by plane, even if it's an imitation.
3/8 スカイライン稽古
Keiko with S-sensei. He pointed out that my state against an opponent is obviously split between offense and defense. His indication is so valid, actually I'm feeling now it's so hard to reconcile them. In fact, I focus on attack in these day since I had been pointed out that it looked as if I was waiting for an opponent. I feel it seems my process now to attack is less patient than before. I need the balance.....
さて、稽古後はK原さん送別会&S藤先生歓迎会でした。
We had the farewell party for KHR-san, and the welcome party for ST-sensei after the practice.
K原さんは帰国後夏に福岡で六段を受験予定のようです。W田さんも雪辱戦が福岡とおっしゃってました。
In the party, KHR-san said that he would try a six-dan examination in the next summer in Fukuoka as well as WD-san. I hope they both will have good lucks.
こんな指摘を頂きました。酔っ払ってたので正確には覚えてませんが、K江さんより、「私とS村先生との剣道を見比べ、S村先生の剣先の動きに比べ、私の剣先のほうが移動が大きい。」無駄な動きを伴っているのでしょう。なるほどと思いつつもこれといった実感がないので、この点よく分析してみます。いずれにしても有難い指摘でした。
I got an advice from KNGE-san, although I don't remember exactly because of drunk, that the movement of my shinai looks more than SMMR-sensei's one. I think mine is relatively wasteful. I'll analyze it since I have not realized it. It was a good comment for me anyway.
2008年3月3日月曜日
3/1 本日の稽古
香港カップの掲載に忙しく、水曜日の稽古について書いていませんでしたが、H田先生との(掛かり)稽古...いい稽古を頂きました。
もう3月。だからどうしたというくらい、ここは相変わらず季節感ありませんが・・・。
今日の稽古は、M黒先生、H田先生、S村先生、S藤さん、T屋くんと稽古しました。K林さん、W田さんも参加されていましたが時間と体力の関係上お手合わせできず。
そういえばS藤さん。錬士六段ではございませんか!先日直接段位をお伺いしたときには明らかに五段とおっしゃっておられましたが、剣友会への正式な申し込み書には錬士六段・・・・。わたしの空耳??(ゴとロクはちょっと無理あり?)、それとも段位偽証?(ってわざわざ下の段位に?)。分からぬことが多いですが今度の懇親会のときにでも真意の程明らかにさせていただきます。いずれにしてもこれまでは大変失礼をいたしました。 知った後だから何とでも言えますが、確かに六段と言われたほうが納得できる立派な剣道をされます。
今日意識したのは、攻め・溜め・打ち切り一拍子の面打ち。最近どうしても、攻めた後、一息入って相手を見すぎているような気がして、それが相手に合わせるというように見えるのでは、という自己分析です。攻めながら、溜めながら、乗って打ち切る。右足の運用、左足の溜めが非常に重要。攻めの無い無駄打ちと区別するためにも、溜めた状態で冷静に相手を観ることが出来るか。などなど。
腰が乗った打ちを実感。S村先生が稽古の中で、一本だけですが、「今の面は本当に打たれたという感覚だった」と言ってくれました。 裏を返せば、今まで打ったと思っていた面打ちは・・・面打ちにあらず・・・か。
最後は、H田先生との稽古。水曜の掛かり稽古よりは最後まで気力をキープできたような・・・~。
稽古後、日イ50周年記念行事としての剣道大会の企画会議を行いました。先日の香港でH田先生、S村先生が、既に相当数の団体に開催の案内をしてきました。これから具体的になっていきますが、とても楽しみです。
2008年2月29日金曜日
香港カップ2008 その(3) 2/24
まず予選2試合のうち一試合目は、上海D。
K川という日本人の選手。面に行ったところを返し胴一本目を先取されました。何年ぶりかの試合の一回戦でいきなり一本先取され、正直動揺しました。しかも先鋒負け、次峰勝ちのまだタイでしたから・・・。とはいえそれほどの実力者ではなかったので、小手、そして面と取り返しました。三本目は自分の面が早かったですが、またもや見事な返し胴で胴を捉えられていました。相手はそれが得意のようです。思い返すと一本先行されたことで、いつもの稽古のようには相手が見えなかったです。心がビビッてたんでしょうね。剣道はほんとうにメンタルな部分が重要です。団体では勝利。
二試合目はマカオ。
優勝アジア剣友会、2位福岡早良チーム、3位に上海Aと香港A。 写真は決勝に望む福岡チーム。我々でなかったのがくやしいけど、チームS村メンバーとして応援しました。
お疲れ様でした。いい反省をたくさんさせてもらいました。上位に入れなかった反省でなく、心の鍛錬上の課題たくさん見つかりました。
そう言えば、我がチームのT屋くん。単に三戦全勝という数字だけでなく、とてもいい試合をしたように思えます。とても肝が据わり思い切りの良い剣道でした。お見事でした。
最後の合同稽古。
北海道で週3回朝稽古されている、I田さん。S村先生のご紹介でこの方の剣道ブログを拝見させてもらっています。去年の春に六段になられた方です。
H道大学監督のK田さん。学生時代は活躍選手だったようです、社会人となり中断。ここ数年前に再開されたばっかりですが六段取得された方です。しっかりした剣道だけでなく勝負センスを感じました。
そして再び68歳の超人M田さん。またまたお願いいたしました。昨日の稽古で既に研究されたようで攻めが通じなかったです。このご高齢にもかかわらずとても謙虚に接してこられて、大変頭が下がる思いです。以前のAsean大会での小久保先生思い出しますが、高齢になっても誰にでも謙虚でいらっしゃる方には心から尊敬いたします。
優勝チームアジ剣の先鋒A田さん。若いだけに伸びのある面を打たれます。最後の一本勝負でも見事な出小手を頂きました。
タイのもう一人のE藤さん六段。Asean大会の際にも稽古をお願いいたしました。攻め合いを開始する間合が近すぎる感がありました。
香港のY田七段。今回の稽古の中では一番圧された相手です。まず中心が外れない。強く大きい面。是非また稽古お願いします。
試合後は、北海道チームと福岡チームの一部の方と合同で打ち上げ。とっても印象に残るトピックスを頂きました。稽古頂いたI田さん。六段はかなり苦労されて取得されたようです。回数を重ねるに従い諦めかけていたときに響いたフレーズがあったそうです。奥さんも、子供さんも剣道やっている羨ましい剣道一家です。そんな奥さんから「子供は父の背中を見ている」と。諦めずに必死に努力を重ねていく姿が子供を育てるんだということですね。そんなI田さんにもう一つの励ましが剣友でいらっしゃる68歳の超人M田さんより。「審査に落ちているうちは失敗でもなんでもなくて単なるプロセス。諦めて努力をしなくなった時こそが失敗と言うのだ」と。
そもそも本大会は、S村先生が香港にいらっしゃるときに興し、その思い入れからご自身が日本各地で稽古した剣友方を福岡・大阪・北海道などから数多く招き入れてます。そんなS村先生の求心力を改めて感じました。またそのお陰で多くの方と楽しい稽古、お話することができました。交剣知愛。ありがとうございました。
香港カップ2008 その(2) 2/23
セントラルからフェリーで九龍にわたる。
撮ってはみましたが、私は苦手で食べれませんでした。
夕刻合同稽古が、五段以下の昇段審査及び二段以下の部の試合後に行われました。
タイの三重の教員であるT川さんと稽古お願いしました。年のころは私プラス3歳くらいの六段。この方もAsean大会でも稽古お願いしましたが、とても強い。特に動きが早い。最後は一本勝負で張ったところから渾身の面に対して素晴らしい出小手を頂きました。
北海道のM田さんと稽古。現在68歳で90kmマラソンを走りきる超人。40歳で息子さんと一緒に剣道を始められ現在五段だそうですが、しっかり攻めがあり大きな振りの面打ちも見事でした。
その他数名と稽古するも、昇段審査及び試合がおして、次に控えるWelcom Partyに挟まれ、あっという間に終了。
Welcom Party。
席上で、全剣連から来られたK野先生に対してご挨拶が遅れ、先生のほうから来ていただく始末で、こっぴどく怒られました。10年ほど前くらいに東京の日本武道館で稽古させていただいたことのある先生です。正直記憶が曖昧だったのですが、怒られているうちに思い出しました。記憶が間違っていなければ先生はいつも稽古日誌をつけられていたはずです。どうりでどうも10年ぶりでしかもペーペーの私なんかを明確に覚えているはずです。一期一会を大事にされる先生さすがです。大いに反省いたしました。
2008年2月27日水曜日
香港カップ2008 その(1) 2/22
初日は着いて夕刻早速合同稽古会に出席いたしました。
稽古前の素振りを見て、福本先生がかなり時間を割いて皆に指導をしてくれました。
特に強調しておられたのは、
1.手の内
薬指を一切緩めてはいけない。親指・人差し指は引き手となるので力を入れると竹刀の動きが止まってしまう。因みに柔道ではここの力が重要らしい。剣道では小指・薬指・中指を中心とした指に力を入れることによって力のこもった押し切りが可能になる。
2.腕の振り上げ
およそ右上段の構えまでの振り上げ。それ以上の振り上げは脇を開く必要が生じるため不要。
3.踏み切り足
常に踏み切り足となる左足を素早く引きつける。冴えに繋がる。
広東語への通訳者一名。どうもこの通訳が曲者で、常に福本先生が喋った時間の倍以上は喋ってました。言語の違いだけでなくどうやら喋りすぎのようです。
香港は英語の国とばかり思ってましたが、レストラン、タクシーなど通じない所も多いですね。そんなこともあって、通訳も英語でなく広東語。我がチームのNovanにはT屋さんが英語通訳で補助してくれました。
稽古のほうでは、K學院准教授のU原先生にお願いしました。強い攻めというよりは、早さ・勝負強さというものを感じました。
タイのE藤さん。Asean大会のときお願いできなかったので稽古できて良かったです。
などなど、まだ数名の方と稽古しましたが割愛。いい稽古でした。2008年2月21日木曜日
2/20 スカイライン
W田さんとの基本稽古では、攻め・溜め・打ちが一連の動作となる”右足の運用”について研究し合いながら稽古しました。今月(3月号)の剣道時代に国際武道大の蒔田先生がその内容を解説してくれてました。
その後、H田先生と稽古。
10本勝負。一本一本集中していくも10本は長い道のり。中盤、気の集中において中だるみを感じ、終盤に気を入れなおす。その後掛かり稽古、10本勝負で力を出し切った後での掛かり稽古に息が上がりました。今日も一人目から足がフラフラ~~。
さすがに一旦小休憩し息を整えさせて頂き、S村先生との稽古。
こちらが完全に居ついた状態で、きれいにあっさり面に乗られた場面が幾度かありました。先生との稽古では、こちらが少々の攻めを見せても動じませんし、誘ったつもりでも乗ってきません。一方、先生の攻めに瞬時に反応していたのでは、誘いに乗せられて強烈な出頭面打ち込まれるか、剣先が動かず串刺しにされます。理想としては、攻め返し、乗り返し、ギリギリの状態まで我慢し、相手に攻めが通じないことへの不安を与え、そこを打ち込みたい、或いは相手が打たざるを得ない状態にしたい。そんな我慢も、結果的には先生の攻めに屈した形となり、我慢しすぎて体が固まった居つきを捉えられた、というのが今日の反省です。観の目とは言いますが、相手の心を読むことが如何に重要で如何に難しいか痛感いたしました。
2008年2月18日月曜日
Keiko in Bandung
今回は両日ともにヨリス道場。バンドン剣士の中で有段者クラス約6~7名に女性や初心者の学生も含めて総勢15名程度での稽古会となりました。
初日
基本稽古は、私なりのメニューでリードさせていただくことになりました。面に対して・小手に対しての応じ技に力を入れて指導しました。応じ技で最も必要なのは先をかけるということ、誘い出して相手を引き出すということ。今の自分の課題でもありますが、そこを特に伝えたつもりです。しっかり理解してくれていればと期待します。「返し胴がどうしても遅れてしまい相手が通り過ぎた後で当たってしまう、どうしてですか?」なんていう素朴な質問がありました。一つは、先を掛ける行為の欠落と考えその重要性を再度念押し。もう一つは手の内・手の返しが悪いこと。こればっかりは一朝一夕でどうなるといった代物では無いですが、「切返し」にこれを向上する要素が詰まっている旨伝えました。繰り返しやることで少しずつ柔らかく、強く、早くなるでしょうと。
ここでも香港カップに向けた試合稽古を行いました。バンドンの剣士たちも、日本人同士の試合は殆ど見ていないでしょうから、見取り稽古としてはとてもいい機会だったと思います。個人的には強敵S松さんとでした。一度完全に手元を上げさせられ、たまたま深く入り小手の部位には当たりませんでしたが、あれは虚を付かれました。打たれまいとする心の動き、相手に先を取られた瞬間でした。いい反省材料でした。
二日目
夜の懇親会上でのS村先生の提案により、各先生でテーマ毎に指導を行うということになりました。
まずは、効果的な素振りについてS村先生より指導。天の星を突き刺す或いは、杭を引き抜く心持ちにて右上段まで素早く振り上げそして振り下ろす。相手を想定して気を合わせて素早く振る訓練のため、先生が振り上げ始めた瞬間にそれをよく観察し後れずに追従する。とても面白い素振りの方法でした。
次に礼法についてK川先生より。何より先に履物の並べ方から。
整理良く並べることは勿論ですが、出る時に備えて反対にしておくことなんて日本だけの文化なのでしょうか?なんて思ったりしました。
そして切返しをH田先生より。昨日も切返しの重要性については指導しましたが、それをより具体的に指導していただきました。大強速軽の打ち。呼吸法。上体が上下しない安定した足裁き。もの打ちで正確に打つための相手との間合い。「切返し」により期待される効果をより効果的に発揮させるためのレクチャーでした。
私は小手打ちを担当しました。というのも11月にS村先生が「面打ち特集」なる面白い企画をやって頂き、次は小手だという話が出てました。私なりの小手理論を展開。(皆さん何かご意見あればお願いします。)
まず、何もアドバイスせず小手打ちをやってもらいました。やっぱり、面打ちと全く同じ足裁き、腕使いでもって大きく打ち抜いていました。初心者のうちはそれでもいいのかもしれませんが、上級者になればその違いを知る必要があると思います。英語でのつたない説明につきどこまで正確に伝わったかは自信ないものの、”面打ちと小手打ちは違う”という内容を中心に説明。
1.目的の違いより
面は、相手を脳天から一刀両断、切り殺す。小手は殺傷することはできないものの手の自由を奪い相手を戦闘不能にする。よって面は大きく強く切り落とさねばならず、打突後も体全体を使いしっかり打ち抜く。一方、小手打ちにその必要は無く小さく鋭く打ち込む。点で打つイメージで、打突後ポンと手首を使って引き上げ、次の打突に備えた体勢をとる。左足の引きつけが冴えのポイント。
2.距離の違いより
手前かつ下にあることで面より近い位置にある。足の踏み込みは(面より)小さく鋭くすることにより、上半身の動きとピタリと合い冴えを生む。面と同じ踏み込みイメージでは手が先に当たり冴えがでない。腕の使いも、距離が近い故に面のようにしっかり腕を伸ばす必要は無く、多少肘に余裕を持たせて手首を中心にシャープに打つイメージ。
なんてことを説明後、表から及び裏からの小手うち。続いて小手を打ち切った後そのまま面、所謂小手面。その流れで相小手面。
各先生でそれぞれのパートで思い思いの指導があり、とても面白い企画でした。
今日は全メンバーで東西に分かれて試合稽古。H田先生と一戦交えました。研究されているのか、気を見せても剣先が動きません。結果、初太刀から突きに行きましたが敢え無く外れ、その後も攻め倦みました。
一日目の夜の飲み過ぎによる頭痛も、稽古後には回復しました。そういえば、飲んだ後S村先生とそのあたりの屋台で食べたミーバソッ、これまた最高でした。衛生面は、酔っ払っていた関係上、気にする余裕ありませんでした。
2008年2月11日月曜日
試合稽古
新しいメンバーが現れました。S藤さん五段。早速最初に稽古をお願いいたしました。楽しみな稽古のお相手がまた一人増えました。
S村先生、H田先生との楽しい稽古に足元ふらつかせ、一息入れてK林さん。今日一の印象的な稽古でした。というのも、予想以上に攻めあぐんだからです。K林さんは何が良くて自分は何が悪かったのか。K林さんの捨てきった素早い面でしょうか。返し胴に行った時、面をもらったこともありました。またお願いします。
通常の稽古の後、試合稽古を行いました。というのも今月下旬に香港アジア剣道大会が開催され、ジャカルタからも1チーム出場することになったからです。私も参加します。本日はS村先生とW田さんと試合を行いました。久々の試合稽古だったので少々試合を意識し過ぎた感があったこと反省。もう少し普段の稽古と変わらぬ気持ちで望めたら。
稽古後、S村先生より「待ち」になっていることご指摘いただきました。非常に貴重で有難くも今の私のとって頭の痛いご指摘です。悩みつつ少しでも理想の剣道に近づければと精進します。特に先生方との稽古では、懸かって自ら攻め崩す部分にもっと重点を置いていくことが必要かもしれません。どうもこの懸(けん)と待(たい)の一致、理想のバランスに持っていけず剣道の難しさを痛感します。まだまだ打たれてそこを覚えていくしかないですね。但し気持ちの通わないドタバタ無駄打ちが増えることとは混同してはいかんと思いながら・・・。うーーん、難しい。
2/10 JJS体育館
基本稽古後、ローカル剣士など大勢の前で試合稽古を行いました。先鋒に予定されているバンドンのNovanを除き、次鋒T屋くん、中堅私、副将S村先生、大将K川先生揃い踏みで本番さながらの団体戦を行うことができました。相手は「たまたま香港には行かないけど強力日本人チーム」。ふと思うに、こんなにも簡単に5人戦、つまり10人の実力者が集まるもんだなと、またまたこのジャカルタの素晴らしい環境に感謝。
個人的にはとてもいい状態で試合に望めました。理由として考えられる事前の心構えは、
1.相手はK原くん。個人的には彼はジャカルタ一の試合巧者だと思っています。相手にとって全く不足無し。よって闘志が漲りました。気が入りました。
2.昨日の反省を生かし、普段の稽古の変わらぬ気持ち。初太刀一本、一歩も引かない。
試合というのは心構え如何によっては、普段の稽古では得られない貴重な”真剣”勝負の機会だと実感しました。竹刀を刀と見立てるかどうかは別としても、少なくとも相手は普段の稽古時以上に人前で負けなくない、打たれたくないという気持ちがあります。自分もあります。そんな中だから、普段以上にお互い四戒を敏感に感じながら接しあうことになります。今日はそのセンシティブな変化を多少なりとも感じることが出来ました。初太刀で全てが終わる、一歩も引かないと割り切ることで相手の心を今まで以上に落ち着いて感じることが出来たのかもしれません。いい経験でした。
さらに緊張感の高まる香港の本番で、こういったことが体現できればと決意新たにしました。
2008年2月8日金曜日
足元ふらふら・・・
へとへとになるまで疲れましたが、それだけいい稽古を頂きました。
まず、M黒先生にお願いしました。
いつもの事ながら、極限の距離までピリピリした状態での攻めに苦しめられます。両者の打突回数自体は多くないものの、その緊張感により稽古後には全身に疲労が走ります。気持ちが負けているときは稽古後右手が急にだるくなったりするほど力はいっていることもあります。最近の心がけでありますが、先生の左拳を少しでも動かすことに集中しました。
そんな「気位」で体力を消耗させられたM黒先生の直後はH田先生との稽古。
5本勝負。一本一本初太刀に集中。稽古後の話で分かりましたが、どうも最近、私の攻めの癖を見抜いておられるようで、今日は特に攻めが通じ難かったと感じました。力を出し切り5本勝負終了、そして掛かり稽古。しんどい状況の中、気持ちでは何とかしようと思っているものの、ついに途中で何度か足が止まりました。最後は気持ちだけは繋ごうとしていたのは覚えていますが、手足ばらばら息も絶え絶え・・・。 ここ最近での最長掛かり稽古でした。
面を外し息を整えながら、あまりの疲労感に「ここまでにしようか、もう一本お願いしようか」と自問自答しながらも、楽しみにしているS村先生との稽古無しで帰る訳にいかずお願いすることを決断。
自己分析ながらいつもより良かった点は、いつもより迷い無く立会いに望めたというところ。と言えばえらくかっこいいですが、そこまでの稽古で考える余裕を無くされたというのが正直なところです。どうもここ最近、S村先生の強烈な面技に心留められてそれが悪さしていた、つまり色んな迷い・懼れを生じさせていたことは実感してました。
3人との稽古といえばあまり多くないですが、人数では語れないとても内容の濃い稽古を頂きました。濃い過ぎか、稽古終えて足元がふらついていました。
稽古後、S村先生との稽古を見ておられたM黒先生より、稽古が狭いスペースで(自分の側に圧されて)やらされていることを指摘されました。攻めあいの際に下がらないのは当然ながら、鍔競りから離れる際なども一方的に自分から距離を取ることを戒められました。下がる心に虚が現れる、ついては一歩も引かないという強い気位で望むことが重要と強く認識。裏を返せばS村先生にそれだけ圧されてたということですね。
2008年2月3日日曜日
懸待一致?
仕事のトラブルでバタバタしてて前回の水曜日の稽古に参加できず、今日も危うかったのですが何とか現場から直行し稽古することが出来ました。明日の日曜も不参加になりそうです。
最近の稽古でどうも相手と気持ちが繋がらない、つまり相手の気持ちが見えない気がして、理由を振り返りつつ今日の稽古はその分析の結果をぶつけてみました。
面打ちを意識しすぎることでどうしても出ばなの面技一本にだけにになり単調になっていたような気がします。正しく美しい面打ちの追求はこれからも続けなければならないことですが、そこ(単調さ)にむしろ相手と気持ちが繋がっていない理由があると仮定して、今日は稽古に望みました。
今日(少なくとも一本は)出した技:飛び込み面・小手、出頭面・小手、面すりあげ面、面返し胴、小手すりあげ面、小手抜き面、(裏から)巻き面、(表から)抑えながら面。
振り返ると色々出てます。私の持ち技殆ど全てです。残っている持ち技はあと相小手面、突き・・・位ですかね。
例えば、強烈に手元を攻めることで相手の剣先が下がり、面に行ける。鋭く小手で抑える或いは応じ技をいつでも出せる状況であるから、相手の攻めに構えを崩さないでいることもでき且つ自信もって深く攻めに入れる。同様に応じ技があると相手が迂闊に入って来れない状況を作ることが出来、じれたところをこちらから仕掛け技で攻めていける、或いはどうしようもなく出てきた起こりを捕らえることができる。
なんてことを理想として稽古しました。懸待一致・・・。
実際はそうも上手くはいきませんが・・・。
でも、結果的にはピンと相手に気持ちが伝わった稽古が出来たように思えます。
先般指摘された”合わせた”ような稽古にならないよう頭を悩ませるところですが、応じるために攻めるのでなく、先の先で仕掛ける前提において「いつでも来い、来たら応じて返す」という気位、或いはもし受けたら必ず返すということを心がけながらその弱点を埋めていけたらと。
なんか前にも同じこと悩んだような気がして(デジャブ?)、過去のブログ見返してみました。やっぱりありました。9月19日の稽古日誌に同じようなことを書いています。何度も同じこと繰り返すのもあまりスマートでは無いですが、あれやこれや試行錯誤している結果であり、それは向上するための必須条件だといいように解釈。ブログ(日誌)を書いていくメリットも実感。古きを稽(かんが)える?
H田先生との掛かり稽古。今日は相掛かり。先生以上にヘロヘロになってしまいました。情け無い。なんとその直後に最後の一本勝負。お互いとてもしんどい状態の中での一本勝負は心身ともに応えましたがとてもいい精神修行になりました。
2008年1月28日月曜日
切返し
H田先生より、切り返しの際、「9本のうちラストのほうでは声がダウンしている。最後まで声を持続するように」とアドバイス頂きました。呼吸法をもっと意識しなくては。切り返しは手の内、間合い、足裁き、体当たりなど様々な効用に加え、呼吸法も身につけることができ・・・、その呼吸法の習得のため正面打ちから9本の切返しを経て次の正面打ちまで一息で・・・という教えを最近改めて学びました。
思い返せば高校時代、約一時間切返しだけをやり(正確には”やらされ”)続けたのを思い出しました。そうでなくとも日頃から切返しを大事にされる先生でした。当時は切返し嫌いでしたが、お陰で手の内など自然と身についたのだろうと今は感謝。
大学時代は、切返しの際の呼吸法を学ぶ。切返し9本から正面打ちまでの間に息を継いでしまったら、元立ちの先輩にボコボコにされる(何度もやらされる)というルールがありました。中には息を継いでいないのに先輩の機嫌によって難癖つけられたり、見つからないように息継ぎできるものもいました。結局この時代も切返し嫌いでした。当時はこれは後輩いじめの一材料として大学のローカルルールと思っていましたが、呼吸法の体得に結びついていたとは・・・。これも今では感謝。
五年ほど前長崎に一年間住んでいたとき、三菱重工の道場にお世話になりました。手の上がり方が小さいといわれ、見本を見せてくれたのが長崎の錦戸範士。その大きく強く速く軽い切返しに目を奪われました。竹刀が流れるようでかつ打突後に冴えがあり・・・、シャーン、シャーン、シャーン・・・・・。あの切返しを思い出し、効果的な切返しを再び心がけます。
さて稽古のほうでは、恒例?H田先生への掛かり稽古で少し意識改革をしました。掛かり稽古の目的を理解し、かわされる・打ち込まれるままになることなく先を掛け相手の隙を作り出すことを心がけました。でも最後はヘロヘロ。。。
印象に残ったのがS松さんの稽古。H田先生への初掛かり稽古に最後までひるむことなくやり遂げられました。稽古後、体調を崩されてました。その倒れるまでやる妥協のない姿に感動しました。
ちなみにW田さんは、H田先生・S村先生のダブル七段の打ち込み・掛かり稽古をもろともせずケロッとしてました。これまた素晴らしい!
2008年1月25日金曜日
稽古1月23日
計8名による非常にいい稽古でした。M黒先生、S村先生、W田さん、K江さん、T屋くん、Y内さん、Tにーさん。H田先生は腰に続き顔面の負傷により見学(厄年?)。
ここまでの大人数になると、現在床板の損傷により進入禁止としている道場中央部1m角がかなり邪魔します。稽古後話題になりました。W田さん補修についての掛け合いよろしくお願いします。
これまでの水曜日の稽古といえば平均3名位。行っても誰もいないという事態を避けるため、事前には来れそうな方に確認連絡が必要なほどでした。H田先生やW田さんとのマンツーマン稽古もよくやりました。12月は仕事の関係で来れなかったT屋くんと、新規加入したK江さんが毎週参加してくれるのが大きいです。Y内さんは新年会で参加を約束してたそうです。どしどし来て下さい。
今日も先をかけての稽古を心がけました。その一手段として特に竹刀を殺すということに着目しました。相手の竹刀を殺し中心から外し攻め込むことで相手の心の動きに変化を求めました。自分の竹刀を動かしすぎるのは却って隙を作ることにもなるので、竹刀操作は最小に、気力・胆力で相手の心を動かすことが求められるのでしょうが、今の私にとって到底難しく.....試行錯誤です。
先を掛け続けるということは体力的に実に応えます。常に集中力を維持して、隙あれば先駆けて打ち込み、もし受けたら即返し、打突後縁を切らずに相手より先に体勢を立て直し先に攻めに入る。正直、3名ほどの稽古を終えた時点で完全に息が上がってしまいました。体調管理不足と基礎体力不足も改善要因。
さらには面の捨て身の打ち切り。上体の反りすぎによってスピードを殺さないことを注意。まだ打ちは小さく弱いですね。求むるは大強速軽の打ち。
まだまだ下攻めとして拳を攻めているつもりが、左手が動いているとの指摘あり。2度も3度も言われるようじゃまずいと反省。
計6名と稽古をお願いしました。最初のM黒先生との稽古ではいい集中力で(自己?)満足した打突もあり。ところがよりによって最後がS村先生。間に挟んだ30歳台3人組に気力・体力を吸い取られ、先生とお願いしたときはヘロヘロで攻めに耐え切れず殆ど掛かり稽古状態。志した顎まで打ち切る面も、ためが無いため機会が悪くて串刺し状態。そんなお粗末な状態でも、”当て”に走らないことだけは貫き通せたかな?とその点だけ自己満足。
あまりにいい稽古だったので思わず長くなりました。
I had a good keiko with 7 persons on 23rd Jan in the Skyline. H-sensei did not keiko because he has injured his face following he got well from the injury of his back.
We used to have just around three persons on average for Wednesday's keiko, but which has become more and more in the recent keiko. This is because Mr.T, who absented due to his work in Dec, and Mr K, who joined newly, has become joining every Wednesday. Apparently Miss Y promised to come in the New-Year Party. Everybody let's join us.
In this keiko, I tried to forestall opponents with the spilt of "SEN". As a way of forestalling, I tried keeping the opponent's shinai out of the center physically in order to make his mind affected. Since too much movement of a shinai causes the open space in myself, the movement should be minimized and we should approach with potential passion "KI", which can make the opponent's mind puzzled. I know it but it so difficult for me to demonstrate it.....A long long way.
It's so tough to keep "SEN", to forestall opponents, continuously. Because we need to keep so keen concentration, to go hitting every moment we find an opponent's open space, to hit as soon as we receive his attack, and to re-start offense immediately after hitting. Actually I was exhausted by the keiko with first 3 persons in this keiko.
2008年1月21日月曜日
新年会&歓迎会
キーワードだったのが35歳。両名とも自分とほぼ同じ35歳前後の五段。K原さん(五段)含めると35±1歳が4名に。幸せな稽古環境です。
M黒先生も、「稽古環境では(海外では)世界一でしょう」とおっしゃっておられました。
S村先生宅で二次会。・・・いつもお邪魔するばかりでスミマセン(´_`illi)
そこで・・・図らずもブログの話題になりました。こんなマニアックなブログでも読んでくれている方を発見。S村先生、W田さん、T屋くん以外にも居たことを知り驚きました(K保さん)。そんな皆様、たまにでも、もし目を通す暇があったら「あそこはこうしたら良い」とか「間違ってるよ」などなど、どしどしコメントください。
そういえばAsean大会のことを書いたとき、ローカルの中ではMセル、Fフィが見てくれたと言ってました。と思って英語併記し始めたのですが最近サボってます・・・。
After the Keiko on 19th Jan, we had a new-year celebration and welcome party for S-san and K san. Thanks to W san's good arrangement, almost all of Japanese members were at present. In the party, I realized that as many as four 35-year-old guys in our Kenyuukai. It's so lucky for me as one of 35-year-old to have practices with them. M sensei said, "We have the best surroundings overseas in the world."
Then, I visited S sensei's home. I appreciate his offering us his room every time.
We talked about blog then, and I realized that some guys from the Kenyukai read my blog. If you guys check my blog, do not hesitate to comment to me. But, I know you can't do it because there is no English translation in these days.
一皮剥けました。
稽古後に剣友会の新年会が予定されていたので、本日の稽古もよく賑わいました。それもあってか張り切りすぎたのでしょうか、稽古終了直前、左足の皮が大きくφ3cm位ペロリと剥けてしまいました。
高校・大学時代さんざん稽古しましたが、こんな剥け方は初めてです。普通なら、(1)まめができたら(2)水を抜き、(3)ちょっと痛いがテーピングして稽古。それが今回は何の予兆も無く急にペロリ。
で、痛い。
日曜の稽古も休むこととなりました。
改めて考えるとスカイライン道場の床は、ニスがしっかり塗られ過ぎているようで、滑り止めには良いですが足の裏にはあまりよろしくないように思います。
さて、張り切った稽古のほうは、面打ちに一工夫、というか矯正してみました。
最近構えや打ちを見直している中で、腰の入りを意識しすぎるあまり上体が反り返りすぎていたようです。良かれと思って変えた点が結果的には、顎が上がり、力が前でなく上に行ってしまいスピード殺していたようです。剣先にも威力が無く顎まで切り下ろす前に上方に力が逃げる・・・。
H先生にお借りした千葉仁先生の指導ビデオの中で、「面を打った後の余勢は、相手を真っ二つに割りその間を進むかの気持ちで」とありました。
前回との違いを体感しつつ、自分なりにはそれなりの手応えはありましたが、S村先生より「腕が上がっておらず、小さい打ち」との指摘。さすがです、今回の矯正作業の反作用を見逃しませんでした。
こちらの方はなかなか一皮剥けません。(-_-)ハァ・・・。
2008年1月17日木曜日
高熱により無念のお休み。
そんな今日、上司よりプロジェクトの異動を告げられました。2~3週間の引継ぎを経て異動です。次のプロジェクトもベースは依然としてジャカルタ勤務ではありますが、プロジェクトのタイプから見てバタム島(シンガポールの沖合い20kmほど)への出張が多くなるでしょう。そうなると稽古が限られてくるのが残念です。
より一層一回の稽古を大事にしなければ。
2008年1月14日月曜日
面は難しい・・・。
土曜はスカイライン道場での稽古にもかかわらず7名の参加者とまずまずの賑わいでした。
さて、稽古の内容のほうはといいますと、深い悩みに苦しめられています。面打ちの方法です。基本中の基本ですがそれが全然ダメ。で、打てず打たれる。
一大テーマとして修行に取り組むこととします。何年かかるか分かりませんが・・・。ブログを読み返すとこれまでもこのことに取り組むも、中途半端な状態で最近は意識が遠退いてました。
稽古後K川先生からは、(S村先生との稽古を見られて)「攻めが遅れているので相手に乗られる。」とのアドバイス。
S村先生からは、「(1)打突後、力が上かつ横に逃げている。顎まで切れ、(2)まだまだ合わせてる。」といわれています。
フィジカルに一刀両断・顎まで切れる打突の習得、かつメンタルにその打突を出すまでのプロセスの研究(先々の先)。先生方から指摘受けているように、常時この両者は繋がっているのは明らかですが、そもそもいい攻めが出来てもここぞと言うときに相手が切れないのではどうしようもないので、第一歩としてまずはフィジカルの面から自分に何が欠けているのか研究し直します。
私が苦悩しているのを知り、「いずれ乗り越えなければならぬ道」。S村先生。
2008年1月12日土曜日
染め直し その2
今回は、垂れ20年もの。思い起こせば高校時代、初めての手差し防具として父に買ってもらったものです。1分5厘のなかなかのもので布団自体はまだしっかりしているのですが、経年による染めの色落ちが激しく、ここ十年ほどは日の目を見ておりません。
2008年1月11日金曜日
ニュー剣士現る
T屋くん、久しぶりに稽古に戻ってきました。先月忙しくて稽古できていないと思えないほど気が入ったいい稽古されていました。素晴らしい出小手打たれました。相面も。
W田さんに対しては、いつもに比べ攻めが効きませんでした。私のほうが空回りしている感じでした。
腰を痛められて見学されていたH田先生が上の両氏を褒めてました。そうなんです。自分が足りていないだけでなく、相手の方がこれまで以上に良かったんです。相手も自分同様それ以上に研究している剣吉(ケンキチ:剣道キチガイの略、いい意味で)です。一筋縄ではいきません。やっぱり剣道は相対的なものであること実感します。
どんどん切磋琢磨しましょう。
自分にとってはあまりいいところを出せなかったですが、一本だけ、これだという打ちがM黒先生に出来ました。自己満足かもしれませんが・・・。
攻めの流れの中で、打ちに入った瞬間はまだ先生の剣先が中心にある状態でしたが、その瞬間は剣先をよける、怖がるといった気持ちが一切排除でき、その剣先に対して体全体で気を示していけたような気がします。結果、僅かながら先生の剣先がずれたところを打てた(と信じてます・・・)。
勇気と無謀のシンボル。喉の周りにいつも以上に赤あざが出来てしまいました。
2008年1月7日月曜日
稽古 1月5・6日
1/5(土) 参加者H田先生、W田さん。
H田先生、就寝中不運にもベットから転落したようで、腰を痛めておられました。様子を見ながら稽古されていましたが、かなり痛そう。骨には異常ないとのことでホッとしましたが、お早い治りを祈ります。
1/6(日) JJSにて、ローカルや小学生の元立ち稽古に加え、K川先生、S村先生、K原くんと稽古お願いいたしました。
自分自身を猛省するに非常にいい稽古でした。皆さんによく打たれました。
S村先生との稽古後、アドバイスを頂きました。「顎まで打ち切る面が打てていない。当たった後体が浮き上がってる。後の先になっているから。」自分でも実感できたほどおっしゃる通りでした。
そもそも腰の入った顎まで打ち切る基本打ちがまだ出来ていないこともあります。これはこれからの課題として日々頭に入れて稽古します。
一方それだけでは無く、先生が指摘されたように打ち切れないのは後手に回っているからでしょうか。つまり最近指摘されている、「合わせ、待ち、後の先」という傾向に繋がっているように思えます。
これは、最近攻めを意識することの裏返しでは。つまり、先生方はなかなか崩れません。少々の攻めでは剣先が動きません。そこで、昔だったらガツガツ入ったりスピードで勝負してましたが、そこを無理できないと”下手に”知って単に攻め倦んでて、結果的には待っているような状態なんですかね。そこをもう少し工夫し先をかけていかないと、特に強い相手に対していざと言うとき状態が浮き上がったような打突にしかならない・・・。無駄打ちとのバランスが難しいですが、先生方との稽古ではもう少し危険をおかして機会をこじ開け、そうすることで本当の機会を感じていくことができれば。
これが答えかどうかわかりませんが、いずれにせよ更に考えさせられるいい稽古でした。
しかし、どんどんマニアックな独り言になって来ました。
2008年1月3日木曜日
初稽古 1月2日
日本は寒波が襲ってきているようです。日本での初稽古、寒稽古はさぞ気合の入ることでしょう。先日の久しぶりの真冬の稽古も身が引き締まってよかったです。
一方、こちらはいつもと変わらず汗だくになりながら、M黒先生、H田先生、W田さんとの4名での初稽古でした。
H田先生よりアドバイス。現在の攻めのスタイルの一つとして、剣先を臍の部分まで下げて相手の虚を突こうとしてますが、その際「剣先が下がるだけでなく、左手が上がっている」とのこと。
これでは確かに、崩しに行っているのか自分が崩れているのか分かりませんね・・・。左手が外れると言うことは、丹田に溜めた気が剣先に伝わっていないことを意味し、相手に圧力がかからない。
そういえば年末の日本での稽古で、父が「剣先の(下げる)動きが大きすぎるのでは」とアドバイスくれたことを思い出しました。気の攻めが単なる”剣先を下げたフェイント”にならないよう重々気をつけます。
M黒先生が、「稽古中の全ての所作に意味・目的を持たせなければならない。」とおっしゃっておられました。例えば竹刀や体を上下・前後左右に動かすことが、相手の心を動かすための手段でなければ何の意味もないと。なるほど。
年始から充実した稽古に有難いアドバイス。今年もよろしくお願いします。
2008年1月2日水曜日
防具の染め直し
元旦のフライトでジャカルタに戻ってきました。インドネシアには正月を盛大に祝う習慣など無く、1月1日がニューイヤーホリデーになっているだけで2日から仕事です。家族は日本に置いてきました。娘の幼稚園開始までもうしばらく正月休みを楽しんできてもらいます。
久しぶりの帰国ついでに、剣道具屋さんに行ってきてここぞとばかりに買い込みました。
自分の剣道着一着、竹刀4本、そして胴。大きな買い物ですが剣道具屋さんとも相談しながら時間をかけて燭光、胴台のタイプを決めてきました。注文制作なので2~3ヵ月後です。
居合用の帯も買ってきました。剣道着の上から腰のところでしっかり巻くと、丹田に力が入って良いという推薦をH田先生より頂いていたので早速行動に移したというものです。
かみさん用の竹刀一本、娘用の剣道着・袴・竹刀も購入。長女・次女に今春から始めさせようかと思ってます。
付属品として、藍染液「彩」を購入してきました。
ジャカルタに帰って早々、早速使ってみました。
再び稽古納め 12/30
先日ジャカルタで稽古納めをしたつもりだったのですが、S村先生のお誘いにより12月30日に福岡で再び(というか本当の)稽古納めを行いました。場所は福岡市内の中学校。S村先生のご自宅の近所で、娘さんが通っていた中学校だそうです。中学校のクラブ活動は終了していたようですが、そこの剣道部顧問の先生のご好意で当中学校の剣道場を提供頂きました。S村先生やその剣道部顧問の先生などの七段3名をはじめ五・六段以上の先生方計8名、及びS村先生の娘さん二人を含めた中高校生5名の稽古会となりました。
ジャカルタ剣友会だけで稽古している自分にとって、外部の方々との稽古は久しぶり。非常にワクワクしながら稽古に望みました。お互い実力の分からない物同士が稽古するという点において大いに勉強になりました。つまり、癖や実力を全く知らないので、攻め合い・心の探り合いというものがより一層重要でした。
傍らでみていた父が、「待ちの剣道」になっているとのコメント。よく考えると、これはつい先日S村先生に頂いたアドバイスと同じ・・・。
もう一つは、「打突の際やや肩に力みがある」。
研究あるのみ。