2007年11月23日金曜日

合格率 & 11/21, 24, 25の稽古



11/18に愛知で行われた六段審査会の合格情報が全剣連のホームページに掲載されました。
The six-dan examination took place in Aichi on 18th November, the result of which has been published on the AJKF home page.


合格率また10%切ってました。9.5%だそうです。前回の夏季審査会も厳しい合格率だったけど、このあたりの厳しい水準で落ち着くんでしょうか。これまでの合格率調査してみました。
The pass rate was 9.5%. The one in the summer examination, which I tried, was also tough rate but this is still kept the similar low rate. I've checked the past pass rates since 1999.




改めて数値を見ると、意図的と思われる程順調な下がりっぷりですね。(因みに19年度分はこれから行われる東京審査会が含まれていません)

I've realized that the rate is getting down linearly as if it was planed on purpose. (Note: The coming examination in Tokyo is not included in 2007.)


さて、稽古のほうですが、稽古熱心メンバー'sのうちH先生、S先生が八段審査会の為に帰国して以来、ここ1週間メインの稽古相手は東京で六段を受審されるWさんです。二人っきりのマンツーマン稽古もありましたが、そこで改めて自分の持久力のなさを思い知った次第です。息が上がってゼイゼイ言っている自分を尻目に先輩であるWさんはケロッとしてます。そういえばH先生と稽古お願いしているときもよく感じます。よってこれからは、基礎体力増強のため、日々の運動を行いたいと思います。

Now, I have been practicing mainly with W san, who plans to try the six-dan examination in Tokyo next week, since the other Kendo obsessions, H sensei and S sensei left for the eight-dan examination. In the keiko on 24th, I realized that I'm short of stamina. After the keiko, I was puffing and panting, while W san looked as if nothing happened. I can remember that I felt the similar condition when I did keiko with H sensie, who also has amazing stamina for his age. So, I've decided that I'm going to have necessary exercises to improve my stamina.



Wさんにおかれましては、こんな厳しい数値の中ですが、何としても合格してほしいものです。

I'm looking forward to hearing a good news from W san, although the recent condition of the examination is formidable.

2007年11月21日水曜日

JJC 個人部会フェスティバル

11月17日にジャカルタ・ジャパン・クラブ 個人部会フェスティバルなるものが開催されました。要は、JJC組織下にある、我々ジャカルタ剣友会を含めた日本人の個人部会が入会を促すための発表会のようです。



剣友会からは、小中学生の演舞にて日頃の稽古内容について披露することとしました。



我が剣友会のオール小中学生。

ここではまず、剣道とは何かからご案内することとなりました。「心が大切・・・。面・小手・胴・突きがあり・・・。気・剣・体の一致を目指し・・・。」 


素振りの披露。正面素振り、左右面素振り、早素振り。

そして、防具をつけての基本打ち。



最後は、先生方2名が元にたち、掛かり稽古。


演舞した小中学生も、成功裏に終り満足顔。企画して頂いた先生方お疲れ様でした。ここまで、懇切丁寧に説明したんだから、来春はヤル気のある小学生が入ってくれればいいですね。さもなくば、来春から1年生の長女を無理やり入部させるか・・・。


2007年11月15日木曜日

昇級・昇段審査 in Bandung

11/10, 11にバンドンに行ってきました。昇級・昇段審査&稽古会です。
I visited Bandung on 10th and 11th November to hold a Dan & Kyu examination with some practices.


バンドンでも活発に剣道が行われています。昨年まで、日本人学校のM先生(六段)という素晴らしい指南役がいらっしゃいました。彼が去って以降もその教えを引き継ぎ、日本人の先生一名プラス先日弐段を取得しましたローカル剣士が先導しながら活動を続けています。
A number of people is actively playing Kendo in Bandung. The teacher M, who was teaching in the Bandung Japanese School and is a competent Kendo coach, six dan, was leading the local players until last year. Even after he left Bangung, another Japanese five-dan and a local player, who got two-dan recently, took over and maintain the activities.


この地域は大学が多く、剣道人口のを支えているのはその学生たちだということです。本日の昇級・昇段審査も、大学で剣道を始めた約40名もの学生初心者が挑戦してきました。
There are a lot of universities in this region, the students of which has become a major source for Kendo population. In this way, no less than
40 beginners from such universities took the Dan & Kyu exam.







審査はジャカルタ剣友会が主催するもので、FIK公認のものではありません。残念ながらインドネシアはまだFIKに加盟できてませんので・・・。ローカル剣士本人たちもそれは承知ではありますが、審査自体は5段以上6名で実施していますので、今回のように参段までの審査であれば、どこに出してもおかしくないものと自負してます。今回も教士七段2名、六段1名、五段3名という構成でした。
This examination is promoted by the Jakarta Kenyukai, and not authorized by International Kendo Federation (FIK), because Indonesia has not joined FIK yet unfortunately.... The local kendo players are aware of such fact, however, since our judges consist of six persons of five-dan or higer, our Dan & Kyu certifications are, I believe, considered to be equivalent to the official certificate by FIK. We had two seven-dans, a six-dan, and three five-dans this time.





さて、まずは防具を着けていない初心者組。面、小手、胴、小手-面を2本ずつ打突してもらい審査します。一組(3名)が終わるたびに、6名の審査員が集まり意見を出し、基本的には全員一致でもって、与えるべき級を決定していきます。
First, the beginners who didn't wear bougu did their performance. They performed Men-uchi, Kote-uchi, Do-uchi, and Kote-Men-uch twice. Once each group finished their performance, the six judges gathered with their comments to decide a Kyu to be given.






初めて審査員をやらせていただきましたが、とても勉強になりました。上述の通りそれぞれの審査員が意見を持ち寄って最終決定するわけですが、「3人のうち、どの受験者がなぜ、どこが良い(悪い)」というような具体的意見の持ち寄りになります。自分の評価と他の先生方の評価が一致することも多かったですが、たまに違うこともあります。初心者とはいえ、何をどう評価するか適切な判断が必要ですね。評価の基準について自分なりに苦悩しながら判断しましたが、審査終了後にH先生がローカル剣士たちに対して、「九級から八段まで、基本原則は全て同じ。気・剣・体の一致が重要である。」と述べられた講評にシンプルではありますがその基準が集約されていました。
This is the first time for me to be a judge for the examination, thanks to which I've leaned a lot. When we sum up every judge's opinion, each judge need to criticize the candidate logically and specifically, comparing with the other candidates. I've realized the difficulty of judgement and that a judge has to have the proper criteria, which means he has to understand the true Kendo. After all the examination, I was impressed by what H sensei summarized that " The criteria from nine-kyu to eight-dan are same. Our ultimate goal is to make our hitting Ki-Ken-Tai-no-icchi ;Completion of Spirit and Sword and Body".







こちらは、防具組の審査。 2名が参段を受験しましたが、今回は残念ながら見送りとなりました。参段ともなればローカル剣士の中では、指導的立場。ジャカルタでも先日のバンコク審査会で3名の参段が誕生したばかりです。

This is an examination with bougu. Two candidates tried in vain to take three-dan unfortunately. A three-dan is the highest dan of Indonesian players so far and should be a leader of Indonesian players, so they ware judged more severely accordingly.

さて、翌日はヨリス道場での稽古会。なんとメンバーの一員であるヨリスさん、我が家に道場をもっています。いやー、実に羨ましいですねですね。しかも、私が参加するようになって2代目の道場です。2年程前にはここに新築で家を建てたようですが、前宅にも立派な道場がありました。道場が気に入らなかったら家ごと引っ越したのでしょうか・・・・?





こんな立派な4階建てのおうち。 お見事!



ヨリスさん。毎度のことながら、わざわざお出迎えをしてくれます。とても立派な紳士です。






一階にあります道場。 これまたお見事!!





二階には、ちょっとした観覧場所まで設けられる気の使いよう。


さて、稽古のほうはといいますと、日頃我ら日本人に指導を請うチャンスの無いバンドン剣士のために、ちょっと工夫を凝らしたものとしました。


本日はS先生主導による「面打ち」だけの徹底指導!

S先生の分かりやすい解説をもって、左足の引きつけ、間合いの重要性などなどを指導。加えて、6人の日本人に12名のバンドン剣士だったので、1先生2名の少人数指導体制。皆、とても納得顔で非常に上達していました。いい企画でした。



その後、バンドン剣士たちには、一組づつ2分程度の時間で地稽古をやってもらいました。皆に見守られる緊張感と、終了後の先生方のコメントに、これまた彼らにとってはいい勉強になったのではないでしょうか。

その後、皆で稽古して締めくくりました。

2007年11月8日木曜日

稽古11/3, 4, 7

またまた3回の稽古日誌を一気に書く羽目になりました。仕事の合間などに時間をみつけては投稿していますが、ここ最近は週3回の稽古につきそれが追いつかなくなりました。稽古回数がここまで増やせたことはとても喜ばしいことです。一緒に稽古していただける仲間にも感謝です。

11/3はスカイライン道場で稽古しましたが、踵を痛めてしまいました。先日のASEAN大会での親善稽古会で、連日の硬い床での稽古で少しばかり痛みの兆候があった中、この日の稽古で踏み込みの際に袴の折り目を踏んでしまいました。これまた激痛。

さて、この日稽古時間は14時からでしたが、時刻を同じくして(日本時間では16時)全日本選手権のNHK放送が開始されました。稽古の合間に決勝戦だけ観戦しましたが、正直あまり参考になるような内容はなかったです。なんせ中心を外した防御が多いこと(所謂3所よけの体勢)。あれでは、あーあの人が勝ったんですねというだけで、感動は味わえないです。

11/4のJJSでの稽古は、踵痛により基本稽古だけやって、その後の地稽古は休みました。代わりに初心者指導のお手伝いをしました。

続いて11/7の稽古では、S先生よりありがたいご指摘がありました。剣先が開いているとのこと。ここ最近、”先”だの”攻め”だのにこだわっている割には、その大前提となる中心が取れていないことが指摘されました。気をつけます。尚、本日もS先生には相面にてかなりやられました。原因につき究明中です。

2007年11月2日金曜日

稽古10/27,28,31

11月の秋季審査会に望む先生方が3人もいらっしゃるため、最近稽古回数が増えました。S先生、H先生が八段審査、Wさんが六段審査に望まれます。

ここ3回の稽古で、先を取る攻めの稽古に徹してますが、相手との関係においてもとても引き締まった稽古になったと実感しています。物理的な心がけとしては、相手の竹刀を殺し中心をとるとようにしています。巻く、払う、抑えるなどの竹刀操作により相手の動きを伺ったり、空いたところをそのまま打突することもあります。そうすることで、こちらの僅かな攻めに対しても相手の心が動いてくれるようになったのではないかと思っています。これまでは、こういった攻めの幅がないため、相手の中心が外れず常に打っても喉を突かれるというのが多かったようです。