2008年1月28日月曜日

切返し

1/26 スカイライン道場

H田先生より、切り返しの際、「9本のうちラストのほうでは声がダウンしている。最後まで声を持続するように」とアドバイス頂きました。呼吸法をもっと意識しなくては。切り返しは手の内、間合い、足裁き、体当たりなど様々な効用に加え、呼吸法も身につけることができ・・・、その呼吸法の習得のため正面打ちから9本の切返しを経て次の正面打ちまで一息で・・・という教えを最近改めて学びました。

思い返せば高校時代、約一時間切返しだけをやり(正確には”やらされ”)続けたのを思い出しました。そうでなくとも日頃から切返しを大事にされる先生でした。当時は切返し嫌いでしたが、お陰で手の内など自然と身についたのだろうと今は感謝。

大学時代は、切返しの際の呼吸法を学ぶ。切返し9本から正面打ちまでの間に息を継いでしまったら、元立ちの先輩にボコボコにされる(何度もやらされる)というルールがありました。中には息を継いでいないのに先輩の機嫌によって難癖つけられたり、見つからないように息継ぎできるものもいました。結局この時代も切返し嫌いでした。当時はこれは後輩いじめの一材料として大学のローカルルールと思っていましたが、呼吸法の体得に結びついていたとは・・・。これも今では感謝。

五年ほど前長崎に一年間住んでいたとき、三菱重工の道場にお世話になりました。手の上がり方が小さいといわれ、見本を見せてくれたのが長崎の錦戸範士。その大きく強く速く軽い切返しに目を奪われました。竹刀が流れるようでかつ打突後に冴えがあり・・・、シャーン、シャーン、シャーン・・・・・。あの切返しを思い出し、効果的な切返しを再び心がけます。

さて稽古のほうでは、恒例?H田先生への掛かり稽古で少し意識改革をしました。掛かり稽古の目的を理解し、かわされる・打ち込まれるままになることなく先を掛け相手の隙を作り出すことを心がけました。でも最後はヘロヘロ。。。

印象に残ったのがS松さんの稽古。H田先生への初掛かり稽古に最後までひるむことなくやり遂げられました。稽古後、体調を崩されてました。その倒れるまでやる妥協のない姿に感動しました。

ちなみにW田さんは、H田先生・S村先生のダブル七段の打ち込み・掛かり稽古をもろともせずケロッとしてました。これまた素晴らしい!

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