2010年9月30日木曜日

セニパ日誌 9/16 - 9/30

カリマンタン島のセニパという田舎町でパイプラインのサーベイをしてきました。セニパなんていってもこの業界にいる人以外誰も知らないか。バリックパパンから車で1.5時間といえば多少通じる? オイルメジャー/トタルの設備がある村、というか言い換えれば石油・ガス受入設備以外は何も無い村。

ホテルは、トタル関係者御用達の「セニパリゾート」。プールさえ付いていればどんなホテルでもリゾートと名乗っていいと思っている勘違いホテル。部屋にあるのは国内放送のみのTVにベッド、以上。インターネットくらい繋げられれば毎晩あんなに早く寝なくていいのにと思う。

初日、お湯が出るまでに、エンジニアと名乗る連中を呼んで一時間かかった。

ある日、鍵をかけたはずの部屋が、鍵だけでなくドア自体が開きっぱなしだったのにはたまげた。たいした貴重品置いていないので特に心配していないが、その晩の蚊の多さには原因がはっきりしているだけに無性に腹が立った。

価格だけはリゾート。直ぐ脇でナシゴレンがRp.8,000なのに、ホテルのレストランではRp.40,000。ビールとナシゴレンだけですぐRp.100,000。朝食はバイキングとは名ばかりで、毎朝選択肢はナシゴレンとミーゴレンと食パンから。

ようやく帰れる日がきました。

皆さん、稽古よろしくお願いいたします。楽しみにしています。

2010年9月16日木曜日

9/15 サリパン稽古

2週間ぶりの稽古。明日からカリマンタンへの出張のため2週間近く空くことになるので、今月はこの1回きりの稽古になりそう。残念であるが致し方なし。一回の稽古を大事にしようという気になる。

そんな今月の貴重な稽古をお願いしたのは、M黒先生、T屋さん、Kヶ江さん、マーセル、トニー、スルヤディ。

M黒先生に対して一つも打つべき隙を作れなかった。待ちの稽古になっていたと反省。なんだか先生が進化しているような気がしてきた。

T屋さんとの稽古。一回の稽古では飽き足らず、最後にもう一本のお誘いを受ける。昇段審査後の更なる稽古熱心さに頭が下がる。私の方といえば8月、9月の急減速で稽古回数が現時点で101回。抜かれてしまった。とは言え、あくまで去年の自分の回数を上回るべく・・・・。努力では出張を減らせないのが悔しい。

T屋さんとの稽古内容のほうは、最後の一本勝負の場面にて。私の突きが出ばな気味に強く入ってしまった後、T屋さんの目つきが鋭くなる。たいていこういった場合、熱くなりすぎている相手の足元をすくえるチャンスなので、そのつもりで小手に押さえに行ったら、むしろ冷静にきれいな小手抜き面を頂いた。楽しい会話だった。

久しぶりのKヶ江さんとの稽古。いつものように中心をしっかり外さない。今日は、強引に突きなどにて攻め入るより、相手が動かざるを得ないところまでもって行くことを心がける。最後は、相手の動きを見てからの「後」の動きになってしまい、完全に面を打ちぬかれた。

2010年9月15日水曜日

日本帰国

ご無沙汰となりました。

昨晩日本での10日間の休暇から戻ってきました。日本での稽古報告をしたいところですが、2年ぶりの帰省ということもあり福岡->岡山->京都->東京->福岡と巡り、家族との行事がぎっしりの超過密スケジュールにつき、稽古は無し。

但し、スケジュールの合間をぬって、防具の調達だけはさせてもらいました。

京都に立ち寄り、東山堂というところで防具一式(1.5分手刺し)を注文。ここは、剣道時代にも広告があり、WebでもInternet販売を行っているお店です。これらの情報を元に実際に見てきました。職人の方(田原さん)とも実際に話しができ、その結果購入を決意。完成には4~6ヶ月かかるとのことで、実に待ち遠しい。

他にも、面の修理、小手の修理、胴着・袴・竹刀の購入。稽古用の安価な小手も調達してきました。

面の修理というのは、所謂傷んだ部分の補修ではなく、物見の調整。物見が合わず顎が上がる悩みを持っていましたが、それを解消すべく2万5千円でお願いしてきました。驚いたのは、何の銘柄も入っていない私の面を見たその職人さんが「これはXXという職人の手によるもの、この職人は既に亡くなってしまったが・・。」と言ったこと。作った当時職人さんの名前は聞いていなかったのでホントかどうか知りませんが、この面はこだわりの店で最高級レベルの価格で購入したのは事実。どうやらやっぱりいいものらしい。物見を調整してもらって末永く使っていこう。