香港大会初日。
三段受審のY岡さんと初日から現地入り。Y岡さんのウォームアップのパートナーとしてもお手伝い。自分も一緒に体を動かしていると、香港の友人に「M嵜さんは今日は何段を受けるの?」と冷やかされる。
Y岡さん見事合格。これまでのバタバタとしてしまう癖も全く無く、落ち着いた見事な立会いでした。
インドネシアの剣友、ユディ、ハンジャヤも三段合格。台湾トニーは四段に合格。ジャカルタで朝稽古を継承してくれているメンバーだけに、受かって当然。ほんと皆不器用ですけどね。だからまた嬉しさ倍増です。バンコクにも、少数で構わないのでこういう長く地道に努力を積み重ねる剣道家を育てていきたい。
審査後の稽古。初日から国士舘の氏家先生に一番にお願いし、その後八段に昇段されたばかりの岸川先生と、両八段にお願いすることが出来た。Y岡さんに付いて早入りしてよかった。
夜はY岡さんと昇段祝い。二時まで・・・。
香港大会二日目。
起きるのつらかった・・・。7時15分から朝稽古。若干出遅れたため、狙いをすましてS村先生に並ぶ。北海道K保田さん、福岡のU田さんとも稽古をお願いすることが出来た。
その後、女子&三段以下の部の試合の審判お手伝い。
夕方の稽古では国士舘の師範の矢野先生にお願いする。一番に走ったつもりが、予約だのなんだので香港の方々に先を越され四番目に後退。先生の返し胴の打ちの鋭さにミミズ腫れ。
ここに来てすでに三度の稽古。三本中二本の竹刀が割れてしまい大ピンチ。
香港大会三日目。
予選はインドネシアA(インドネシア人チームの実質B)とベトナムB。事前の作戦通り、取りこぼしを少なくし、2試合で8勝して予選通過。ベスト16。同リーグ内で対戦の無かった北京日本人同好会も2勝していただけに危ない展開であった。
本戦一回戦。New South Wales(オーストラリア)。このチーム、昨日の三段以下の試合でも好成績。かなりの実力者揃い。先鋒S田、次鋒M行がしっかり流れを作ってくれて副将までで勝負あり。ベスト8。
コート決勝(準々決勝)。これに勝てば三位入賞。相手は予想通り、今大会台風の目、韓国強豪チームの内の一チーム。
ここで我がチーム内これまで口酸っぱく言い聞かせていたチーム力を発揮。先鋒S田は相手の守りが異常に固く、我が陣営としては誤算の引き分け。次鋒M行は、同じく強豪相手であったが引き分けで繋ぐ。次の中堅IS橋さんは我慢の一本負け。ここで事件発生。副将戦。両者張り合ったまま動かないと思ったら、なんと結局
2分半も両者打突のない珍(?)攻め合い。むしろ、ポイント有利の相手韓国チームが攻めてこないのは当然と言えば当然。相手の副将はあの状況で必死に攻めてこないM禮先生に「日本人は一体何を考えているのだろう」とさぞ不思議に思ったことでしょう。M禮先生のその全幅の信頼に応える形で、大将戦2-1、代表戦を制しベスト4。
たまたま結果が出たから言えることではありますが、若干のビハインドでもあそこで大将を信頼してくれつつ徹底して引き分けで回すというあの判断・計算は、今後タイ人チームを含めてまたチームを作っていくうえでも大いに勉強になりました。
準決勝はまたまた韓国チーム。力負けでした・・・。1-3。
二連覇なりませんでしたが、韓国軍団の来襲により明らかに昨年よりレベルが上がっており、あのそうそうたるメンバーの中での三位は十分誇れる結果ではないかと思います。
更にはA,Bともに予選通過!!M禮先生、IS橋さんの大会前のリードもあり両チームとも「心を一つに!」素晴らしい結束力だったと思います。
しかし韓国チームは守りが硬い。三所避け。そんな相手もいるだろうと、学生時代以来、日頃やったこともない逆胴を事前に練習してきてよかった。2人の相手に一度づつ、計2度も使わせていただきました・・・。
チームの皆さんとこのような素晴らしい時間を共有できて心から感謝いたしております。また、稽古に精進しましょう!!