2007年10月19日金曜日

8th ASEAN剣道大会後記(2)

10月13日、大会初日。


開会式は長かった。会の中で剣道とは何かという説明まであったり、デモンストレーションとして、素振りや小中学生の3人制団体戦まで行われ・・・。半分くらいタイ語だったというのも長く感じた一因。もう一つの原因は会場のムンムンとした暑さ。エアコンなしだし、ジャカルタに比べてなんと湿度の高いことか。




こんな感じで各国入場してきました。出場国はタイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、ブルネイ・ダルサラームの6カ国です。因みにASEANってどんな国々って調べてみたところ、他にラオス・カンボジア・フィリピン・ミャンマーの計10カ国だそうです。参加しているのはそのなかでも金持ち国ということですかね。インドネシアは日本人の補助などにより多少無理していますが。社会主義国ベトナムはどうなんでしょう?



プラカード持ちの学生さんたちがスカートをえらく下の位置(ヒップの位置)で着こなしていたのが、日本人の中年層の中でもっぱら目を引いているようでした。各国いろんな流行があるんですね。




右から、志井先生(タイ剣道クラブ)、林先生、馬場先生、小久保先生、佐藤義則八段。



初日は、女子・男子の個人戦及び女子の団体戦。


女子個人戦。インドネシアからは二人が出場しましたが両者とも予選リーグで敗退。


男子個人戦はインドネシアから10名の出場。4名が予選リーグを突破しベスト16に勝ち上がり、その内3名がベスト8となりましたが残念ながらそこまで・・・。メダルを取り損ねてしまいました。上位はタイの選手が占めていたようです。彼ら元気よくて素早いのは大いに結構ですが、どうも似たような剣風で、まさに九州の高校生(今はどうか知りませんが、少なくとも私の時代)を真似したのではないかというような剣道。小手を打った後の竹刀の動き(反動)がとても大きく、引き上げた竹刀の先端が極端に言えば床に着くかと思うくらい・・・。こんな剣道をする勝負強い若い日本人剣士がいて、それを真似した結果それが定着してしまったんでしょうね。負け惜しみはともかく、タイの勝負強さは他国を寄せつけない感じでした。

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