数々の立会い稽古をしながら、自分なりに書いた反省・課題メモ。
七段審査に向けて
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格好つけずに魂のこもった立会い。何よりもまず「気」を大切に。本当に受かりたいんだという切実さをしっかりと出す。
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相手との間合いを大切にする。右足で攻めるタイミングは相手の呼吸ありき。自分勝手な動きはバタバタするだけ。足幅は間合いを盗むためにも狭く。左足を置いてけぼりにしない。左足が相手との間合い。
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初太刀を大切にするが初太刀に囚われない。先で攻める必要はあっても先に技を出す必要はない。面である必要もない。相手の呼吸応じてただ身を捨てる。
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打ち切る。有効打突か否かに関わらず打ち切る。但し品をもって冗長な残心は慎み、相手との縁を切らず、相手より先に次への準備が出来ていること。
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一太刀一太刀を初太刀と考える。前の失敗を頭に残さない。
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打ち間に入ったら、常に前に出ていける状態をキープ。左足アクセル、右足ブレーキ。そして最後のギリギリまで溜める。
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攻めのある応じ技。待っての応じ技は相手に浮かされているも同様。相手の打ちに全て応じ合わせる必要なし。動じず裁く。
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ひかがみを緩め過ぎない。ひかがみが品位を造る。膝が曲がり左腰が落ちると上半身のバランスも崩れ攻めにガツガツ感が出てしまう。
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立会い直前、迷いが生じたら日頃稽古でやったことを出すだけで良い。
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まずは堂々と相手を迎え討つ構え。我上位。いつでも来いの気持ち。
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相手の攻めには一旦我慢、攻め返す。攻防逆転の機まで我慢。さもなくば相手に動かされたと同じ。
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何でもかんでも相手の攻撃に合せない。相手に合わせてスピード・上手さで打ち勝っても無意味。打ち勝つことなく攻め勝つ。1分半に3本で良し、くらいの落ち着きをもつ。
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肚を据える。ビクビクしない。万一、気を合せてもらえないバタバタの相手に出会ったら一本も技を出せなくても次で(前で)評価してもらうくらいの心の強さ。風格だけで合格してみせるくらいの開き直り。
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大舞台で見てもらっているワクワク感をもつ。
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仕掛け技も応じ技も、自分の攻めがありその攻めが効いたときのみ出す。
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相手を遣った風格のある立会い。
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無心の良い打ちを一本。当てた数ではないと心得る。
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いざ捨てる時は、小手を打たせて最高の面、胴を抜かせて最高の面の気持ちで、むしろ打ってくれの心。本当の捨て身のいい技は打たれたくないと思って出す技には表れない。
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遠間の攻め(遠間の打ちではない)。ここに違いを見せる。相手より遠い間合いからより強い圧力、相手に乗り始める。
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力を抜いて相手を見据える。圧力をジリジリ与えて、あとは右足を出し、結果を天に任せる。
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