2013年8月30日金曜日

8月24日 七段審査会@高松


お陰様をもちまして七段に昇段させていただきました。ご指導いただきました先生方、剣友、全ての皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 
 
審査一日前の823日。かみさんの実家岡山からレンタカーを借りて瀬戸大橋を通って高松に移動。
 
その後、明日の審査会場のチェック@高松市総合体育館。床はバンコクと比べられないほど柔らかな素晴らしいクッション。日本ではこれが普通か・・・。ただし、表面にニスがしっかり塗られているのですべりが悪い。埃だらけで滑りがちなバンコク慣れした足には、踏切りには良いがすり足が難しい。というわけで審査会場調査終了。
 
 
 
審査当日。朝5時起床。15分ほど軽くジョギング、その後素振りで体をほぐす。9時からの受付に対して8時頃体育館に到着。剣道場が稽古に使えることがわかり、広島からのN野さん、北海道からのK保田さんとウォーミングアップ。事前のアップはできないことを想定していただけに稽古場所&稽古相手に恵まれ非常に幸運。切り返し・面打ち込み・自分の好きな技を行う。
 
第二会場受付番号71番。643人中71番目の若さということ? 一通りの注意事項説明後、各会場で受験番号を呼ばれる。しかし、驚いた。いきなり一番に名前を呼ばれ受験番号201A。第二会場一発目の立会い。リラックスするための手段を色々講じていたがこの不意の一番札ゲットにそれらが吹っ飛んだ。ド緊張。しかも周りには知り合いだらけ。二人目の相手となる201Dは大学後輩、一学年下の主将。対戦は無いが201Cも大学の先輩の弟、昔からよく知る剣友。次の組の202Aも大学の同級生。
 
バタバタと面を付け、会場全体の「審査開始」の合図とともにスタート。
 
大事な初太刀は相手がバタバタと面を打ってきて何もできず裁いて次に備える。相手も緊張か、かなりバタバタ攻め&打ってくるので特に前半全くこちらから良い所だせず。というか、心身ともに硬くてそれに上手く対応できず。後半は多少攻め返せたと思うが、でも大したいい技だせずあっという間に終了・・・・。その後2つ立会いを挟んで大学の後輩との立会い。このインターバルが多少なりとも落ち着きを取り戻してくれ、一本攻めて大きな担ぎ面が決まった。
 
細かいことは良く覚えていないが、「イマイチ&手ごたえ無し」。これが終わった後の正直な感想。観覧席で見ていたかみさんも、「次回頑張って」と酷評。
 
最初の10組終わって実技合格発表。ここで当の本人が一番びっくりの合格。
 
更には後半の10組の審査発表にて、バンコクでこの審査に向けて一緒に切磋琢磨してきたN野さんも見事合格。バンコクから初挑戦二人がダブルで合格。喜びも二倍。
 
しかし、剣道は深い。審査員の目は深い。今回は、合否に関わらず今後の反省にとビデオを回した。後でゆっくり分析したが、要は「打ち」という観点で満足する技・数を出せなくて勝手な自己評価しているに過ぎなかったのかと。日頃の稽古で努めてきた「相手に伝わる攻め」は無意識に出ていたようにも見える。ほんの数本だけだがその攻めが結果に結びついた。かっこいい技の組み立てはできなかったが、変に頭の中で計算したものが例の一番札ゲットで吹っ飛んで、むしろ泥臭いが無心で日頃の稽古の良い所が出たようにも見えた。
 
次なる目標に向けての長い道のりが始まりました。今後とも引き続きご指導よろしくお願いいたします。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

海外赴任の厳しい環境での一発合格おめでとうございます。いつか、剣を交える機会が来ることを楽しみにしております。
          吉川製作所  飯塚

Concorde さんのコメント...

飯塚さん、

ご無沙汰いたしております。ありがとうございます。バンコクにも遊びに&稽古にいらしてください。

吉川製作所さんのブログも益々充実されているようで、いつも楽しく拝見させていただいております。