2011年6月16日木曜日

6/15 サリパン

河西先生、T原さん、アーウィン、スルヤディ、ハンジャヤ、もみトニー。

今日、気になることが起こった。スルヤディとハンジャヤが稽古しているのを見ていたら、スルヤディが相手が面を打ってくるのに対し所謂「迎え突き」。手を伸ばし、完全に突きの状態。これは危険すぎる。


研究熱心なスルヤディのことだから、私も含めて高段の先生方の姿を真似しているのだろう。心がけは素晴らしい。真似する人間は実に良く伸びる。ただ、こればかりは下手な真似では大変危険なので稽古後に注意を施した。やるべからずでなく、そのやり方・その難しさをアドバイス。


剣道の審判規則にも明文化されているとおり、剣先が相手の上体前面に充実した気勢・姿勢を伴って付いている状態では打たれても一本としない。真剣であれば打ってくるほうは胸ないし喉を突き抜かれている。理の通った規則である。確かに「迎え突き」には賛否あるが、剣道の本質から言って避けて通れない決め事だと思う。


ただ、そこにはもちろん礼儀ありき。


相手の勢いを殺す程度に、竹刀を”置く” 。剣先の威力をしっかり伝え、相手の勢いを抑えつつも、危険の一歩手前で緩める、極めて高度な技だと思っている。かくいう私も、気持ちが入りすぎて相手に少々危険な目に合わせることもある・・・反省。相手との間の見切りも非常に大切かと。スルヤディの行為を見て勉強させられました。

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