2007年9月27日木曜日

攻め足

本日の稽古は、攻め足を意識しました。つまり、左足重心の状態で右足をスーッと前に出し、

1.相手が誘われて前に出てきたら、その瞬間を出ばな面、或いは小手に出る(相手が小手であれば小手-面)。
2.相手が下がれば、左足をすぐ引きつけ相手を追いやる。あるいはそのまま面に飛び込む。
3.相手が全く動じなければ中心をとって突き。
という攻め方です。

これら大きく3つの選択肢の中から選んでいる状態が所謂”溜め”ではないかと感じています。

この攻め足はこれまでもずっと実践してきましたが、加えて、正しい姿勢での打突、つまり踏み込み足を上げすぎないこと、腰をしっかり入れることを徹底するようにしています。

物理的に見ても、この先の攻めが無い状態で、相手が先に動いたのであわてて合わせて出ばなを狙っても、よほどの実力差が無い限り、先に動いたほうに乗られ打ち遅れます。正しい構えを目指すようになって以来、いろいろな重心移動の方法を試してみてますが、今のところ、先の攻め(誘い)無い状態から一瞬にして一拍子で前方へ打ち出し、相手に打ち勝つというのは極めて困難という結論です。この攻め(足)を出していない瞬間というのは、常に後の先でいつでも返せるという状態を保つということでしょうか。

攻め方、つまり右足の出し方には、短く、長く、早く、ゆっくりなどバリエーションをもたせることも必要でしょう。また右足を出す際に、左腰始動で右足を動かすイメージも重要ですではないでしょうか。

最後に、この攻め足で攻める際には、物理的に前に出るだけでなく、気でもって相手を動かす訓練をしていきたいと思います。

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