本日の稽古は、攻め足を意識しました。つまり、左足重心の状態で右足をスーッと前に出し、
1.相手が誘われて前に出てきたら、その瞬間を出ばな面、或いは小手に出る(相手が小手であれば小手-面)。
2.相手が下がれば、左足をすぐ引きつけ相手を追いやる。あるいはそのまま面に飛び込む。
3.相手が全く動じなければ中心をとって突き。
という攻め方です。
これら大きく3つの選択肢の中から選んでいる状態が所謂”溜め”ではないかと感じています。
この攻め足はこれまでもずっと実践してきましたが、加えて、正しい姿勢での打突、つまり踏み込み足を上げすぎないこと、腰をしっかり入れることを徹底するようにしています。
物理的に見ても、この先の攻めが無い状態で、相手が先に動いたのであわてて合わせて出ばなを狙っても、よほどの実力差が無い限り、先に動いたほうに乗られ打ち遅れます。正しい構えを目指すようになって以来、いろいろな重心移動の方法を試してみてますが、今のところ、先の攻め(誘い)無い状態から一瞬にして一拍子で前方へ打ち出し、相手に打ち勝つというのは極めて困難という結論です。この攻め(足)を出していない瞬間というのは、常に後の先でいつでも返せるという状態を保つということでしょうか。
攻め方、つまり右足の出し方には、短く、長く、早く、ゆっくりなどバリエーションをもたせることも必要でしょう。また右足を出す際に、左腰始動で右足を動かすイメージも重要ですではないでしょうか。
最後に、この攻め足で攻める際には、物理的に前に出るだけでなく、気でもって相手を動かす訓練をしていきたいと思います。
2007年9月27日木曜日
2007年9月24日月曜日
本日の稽古 9月24日
今日は前回の反省をもとに、面打ちのみにこだわらず幅のある攻めを心がけました。
確かに上手く打突することはできていましたが、ビデオで観察したわけでないのでどの程度正しい体勢での打突かは分からりません。但し、意識は常に前回のビデオ撮影で得た反省点を克服することを心掛けていました。この意識の中で稽古を再度ビデオ撮影し、自分の姿を確認したいと思います。
確かに上手く打突することはできていましたが、ビデオで観察したわけでないのでどの程度正しい体勢での打突かは分からりません。但し、意識は常に前回のビデオ撮影で得た反省点を克服することを心掛けていました。この意識の中で稽古を再度ビデオ撮影し、自分の姿を確認したいと思います。
2007年9月20日木曜日
9月19日の稽古
場所:スカイライン道場
本日の稽古前に、前回の稽古で撮影してもらったビデオをじっくり観察しました。結果、全ての面打ちにおいて、
1.踏み込みの際の右足が上方に上がりすぎている。
2.打突の瞬間腰が引けて、手だけが伸びていっている。
3.手が部位を捕らえて、その後、右足で踏み込んでいる(足が遅れている)
これらは、特に相面を狙ったとき顕著で、相手より早く部位を捕らえることのみに執着した結果と言えます。これでは、腰の入った本当の打突は望めないと分かりました。理想とは大いに違いショックだったのと同時に、矯正するにはかなり時間を要することも覚悟しました。
本日の稽古前に、前回の稽古で撮影してもらったビデオをじっくり観察しました。結果、全ての面打ちにおいて、
1.踏み込みの際の右足が上方に上がりすぎている。
2.打突の瞬間腰が引けて、手だけが伸びていっている。
3.手が部位を捕らえて、その後、右足で踏み込んでいる(足が遅れている)
これらは、特に相面を狙ったとき顕著で、相手より早く部位を捕らえることのみに執着した結果と言えます。これでは、腰の入った本当の打突は望めないと分かりました。理想とは大いに違いショックだったのと同時に、矯正するにはかなり時間を要することも覚悟しました。
飛び込み面を打ち込んでいるときの連続写真。右足が上がり過ぎている。その割りに足が手前に落ちて前には進んでいない。左足の引き付けも無い。
相面を打っているときの連続写真。腰が残ってへっぴり腰。 (右)
これらを悪癖を矯正することを念頭に本日の稽古を行いました。
腰から始動すること、つまり始動の際は上半身が先に行かないように心がけました。早く当てたいの何としても押し殺すことに徹底しました。
さすがによく相手に打たれました。S先生との稽古では相面は殆ど負けました。次の課題は、この正しい打突の意識を持ったまま、如何に相手より勝った打突ができるかです。つまり正しい打突+理にかなった攻め。今日の反省として、面ばかりにこだわりすぎてたことが挙げられます。正しい面打ちが当面の目標ですが、地稽古ではなんの攻めも無しにそんな素晴らしい面打ちがポンポンと打ち込めるはずはないですね。ただでさえ不慣れな腰の入った面打ちを心がけているのに、さらに面ばかりでは相手に丸分かりでした。小手、胴、突き、応じ技を交え、相手に四戒を与えれるもう一歩上の攻めを研究したいとおもいます。言うわ易し、行なうは難き。
2007年9月17日月曜日
9月15日 本日の稽古
六段昇段審査を終えましたが、達成感というよりはむしろ次のステージに向け更にやる気を出しているところです。次の七段審査までは必要な修行年数が六年です。これが長いように見えて実はあっという間のような不安をもっています。その理由の一つは、我々のようなサラリーマン剣士は、限られた回数しか稽古できません。ましてやここ海外に居てはなお更です。一回一回の稽古の稽古を大事にし、工夫しながら精進したいと思います。もう一つの理由は、剣道の悪癖を修正することはそうそう容易いことではないと感じているからです。ここ一年自分の剣道改革に取り組んでいますが、その難しさを痛感しています。そういう意味では六年はあっという間です。そこまでにどれだけ自分の理想とする剣道に近づけるか考えるとむしろ焦りさえ感じるところです。
よって、限られた時間で効率よく向上するための一助とすべく、日頃稽古で感じたことをブログにすることにしました。頭の中で考えていることを改めて文章にすることで整理でき、記憶できる効果も期待しています。
9月15日 場所:スカイライン道場
現在持っているテーマは「正しい面打ち」。つまり「左腰の入った一拍子の面打ち」。なんせこれができれば達人でしょうから、おそらくこのテーマは永遠に続くと思います。
さて、本日の稽古で心がけたことは、左の足首を使いすぎないこと。どうしても遠くへ飛ぼうとするあまり、左足首を使って飛ぼうとすると、動きが2拍子になり、いざという時に瞬時に前に出れない。居ついてしまう。よって、左足首でなく、股関節を意識して踏み込むようにしました。左足首を使ってジャンブするのではなく、歩くときに自然と右足を出すようにスーと自然に重心移動できるように。懸待一致の構え。
本日は、かみさんにビデオを撮影してもらいました。面を打ったとき、早く当てようとするあまりまだまだ腰が残って手と右足だけが前にいったような体勢が見受けられました。打たれることを一切気にしないようにしなければ。 詳細は次回の投稿で。
構えで気になったのは、上半身においてまだ少し背中が丸まってました(左)。
よって、限られた時間で効率よく向上するための一助とすべく、日頃稽古で感じたことをブログにすることにしました。頭の中で考えていることを改めて文章にすることで整理でき、記憶できる効果も期待しています。
9月15日 場所:スカイライン道場
現在持っているテーマは「正しい面打ち」。つまり「左腰の入った一拍子の面打ち」。なんせこれができれば達人でしょうから、おそらくこのテーマは永遠に続くと思います。
さて、本日の稽古で心がけたことは、左の足首を使いすぎないこと。どうしても遠くへ飛ぼうとするあまり、左足首を使って飛ぼうとすると、動きが2拍子になり、いざという時に瞬時に前に出れない。居ついてしまう。よって、左足首でなく、股関節を意識して踏み込むようにしました。左足首を使ってジャンブするのではなく、歩くときに自然と右足を出すようにスーと自然に重心移動できるように。懸待一致の構え。
本日は、かみさんにビデオを撮影してもらいました。面を打ったとき、早く当てようとするあまりまだまだ腰が残って手と右足だけが前にいったような体勢が見受けられました。打たれることを一切気にしないようにしなければ。 詳細は次回の投稿で。
構えで気になったのは、上半身においてまだ少し背中が丸まってました(左)。
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