2010年8月29日日曜日

合格速報

シンガポールのW田さんが六段見事合格。

おめでとうございます。

連絡を受けた際、当然ながら興奮気味。自分の審査を思い出します。電話で私もうれしくて何度も「おめでとうございます」を連発したものだから、最後にはW田さんの口から「いやー、ほんとにおめでとう!」って言ってました。

今度、合格秘話をじっくり聞かせてください。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自分のブログに載せようとしたのですが、接続できなかったので、こちらにコメントさせて頂きます。

2010年8月29日(日)六段審査会 於:福岡市民体育館

25日に日本入りし、各地で稽古を頂きました。

25日(水)興武館: 基本稽古、掛稽古、地稽古(小澤先生、豊田先生、梶井先生)、形(二ノ宮先生)
厳しい攻めからの面、そして中心が空いたところの突きを頂く。
足が多少動いて継いでからの面、小手が多いとのことで、すっと詰めてから
パーンと1歩で踏み込む打ちをするように指導された。

26日(木)千代田区稽古会(新日鉄剣道部/菊池先輩、神戸先輩、矢澤さん、小原さん、
その他千代田区の7段先生と地稽古)
落ち着いてバタバタしない立会を心掛けるよう、菊池先輩、牧先輩よりアドバイスを頂く。
27日(金)28日(土)福岡教育大学にて稽古をさせて頂く。
本多先生との稽古では、攻めが利かず、やはり引き出されてしまう。学生にはスピードでやられるが、彼らとは試合前という事もあり、良い打ちが出たところで一本勝負で終わる。
角先生から相手より先に中心を取り、起こりを捉えるようにとのアドバイスを頂きました。

1. この離れ際に「自分から先に攻めて中心をとる」という1点が、後から考えれば審査時に頭の中で意識していた最も大きなことであったかもしれません。(角先生に打たせて頂いた面。中心を取るまでの過程が頭に残りました。)
このことは、目黒先生から言われていた「半歩先に詰める」「仕掛けを工夫する」に通づることでした。
29日(日)本審査当日、朝、福岡教育大学の剣道部寮「木鶏荘」を6:30に出発。審査会場に列車で向かう。会場に8:00到着。
そこで懐かしい顔に会う。光製鐵所 嶋田君、広畑製鐵所 是川君、八幡製鉄所 神原さん、松下さん、
そして同志社大学剣道部同期の磯村、バンコクから来ている関大OBで同期の池田さん 皆さんと会えたおかげで気持ちがほぐれた。更に、池田さんとはアップをすることもでき、体調も万全で審査に臨めた。

朝、審査委員長は新日鐵剣道部師範の松永政美先生で、先生の挨拶が本当に背中を押して下さった。
「とにかく大きな声を出して、十分な気勢で元気を出してやって下さい。元気がないとどんなに良くてもいい印象が持てない。とにかく元気にやって下さい。そして、審査員の皆さんには将来の可能性を出来る限り見て頂けるようにお願いしています。だから、思い切って自分を出し切る立会をして下さい。」

そこで、2.とにかく十分な気合を心掛けて立ち会おう、と心に決めて、それが実践できた、と思います。

3.あと、森嵜さんからアドバイス頂いていた「縁を切らない」立会は自分の中でしっかり意識できていました。

当日の立会は決して自分でもいいとは言えないものでしたが、人一倍声が出せ、相手の起こりを数回出小手にて捉えることができたのが良かったのかもしれません。あまり覚えていないのが実際です。自分なりの剣道が愚直ながらも表現できたのかもしれません。二人目の立会では、面に飛んで小手を押さえられながらも、相手が引いたところを前に出て面を捉えることができた、のを最後に終了しました。

立会を見ていた磯村さん、池田さんの評価は全く良くなく、
*出小手が遅く、深かった。もう少し前で押さえるようにしないとダメ。差し込まれている印象。
*しっかりとした一本がない。
というものでした。まさしくいつもの私の愚直な立会だったように思います。

今後も好きな剣道を思いきり楽しんで稽古していきたいと思います。今は六段に相応しい稽古が
できているとは全く思えませんが、少しでもそうなるように自分なりに努力していきたいと思います。

皆様に稽古をつけて頂いたおかげで、自分なりの剣道が少しずつ形として身に付いて来たと思っております。
六段は私にとっては非常に大きな目標ではありましたが、一つの通過点でしかないというのも事実で、今回、何とかその壁を多くの人の手を借りて越えさせて頂けたと思います。前には更に高い山がそびえております。
自分自身、今の弱い自分では、決して認められない、と思います。弱い自分を本当の意味で打破し、誰からも人格として認められるように努めたいと思います。六段は私がこれまで稽古してきた全ての方から頂いたプレゼントだと思っています。本当にありがとうございました。今後とも精進致しますので、宜しくお願い致します。

和田 晃典