年に2回のジャカルタ剣友会認定昇級・昇段審査。今回の審査もバンドゥン、スラバヤ、ジョグジャカルタ、メダンからのインドネシア各地から参加。まずは遠路ジャカルタまで受審しに来た剣士たちの熱意に敬意を表します。当然そういった遠征剣士たちは特に気合も入っておりました。
あくまでそこを評価したうえで、一審査員として感じたこと。
メダンからの6名は、既に防具を付けての級受審でしたが、まだ防具を付ける時期でも、級を受ける時期でも無いというのが率直な評価。基本動作の習得がまず先。礼式からはじまり、切り返しの方法(2往復であること、前に4後ろに5であること)といった実に基本的な動作を習得せぬまま受審に来てしまっていました。級受審者に対しては基本打ちを課しているので、これでは評価以前の問題。とはいえ、むしろ本人たちの問題ではないのは明らか。本審査会の大いなる目的、やる気の向上を失わないためにも最低限の級を付与しました。今後は、メダンの日本人の先生と密に連絡・確認を取り、防具を付ける時期・級を受審開始する時期をモニターするとか、更なる交流を深めながら直接指導するとか(この前T屋さんが行ってくれました!)、いろいろ考えさせられました。
もう一つは、実に腹立たしい態度について。ジャカルタの一剣士が、審査中に相手に対して日本語で言う「くそっ」「何だよっ」を連発。プラスふてくされた態度。どうやら基本打ちの際、元立ちとしての相手の受け方に不満があった模様。それによって自分の能力が発揮できないとでも言わんばかりに。少なくとも試合中にしゃべる最低行為に対してその場で厳重注意を施すも、その言い訳じみた態度には呆れました。個人的には級剥奪とまで考えましたが、審査員のなかで議論を行ったが結果、慈悲の魂で最低限の昇級。確かにここで厳しい判断をすれば彼は剣道から離れるのは必至。指導者たる我々自身にも責任ないともいえず。今後の更正に期待しての判断となりました。審査後は敢えて審査員が言うまでもなく、ジャカルタの特にシニアメンバーたちが、その彼を取り囲むように説教していたそうです。
さて、2度目の娘たちも晴れて一段階ずつ昇級。長女七級、次女八級となりました。確かに腕は上がっているもの、年齢とのバランスを考えると今後半年に一回の昇級は頻度が多すぎる・・・・。防具をいつ付けさせるかなどもう少しまじめに考えねば。
そういえば、ここ数ヶ月急に小学生(幼稚園)の入会希望が殺到。K形さんのところのお子さんも本日審査受けないにもかかわらず見学に来る熱心っぷり。体験入学者含めると10名ほどに膨れました。個人的にもこの調子で盛り上がってくれること期待します。
1 件のコメント:
久しぶりです。なんか剣道がジャカルタですごい盛り上がりになってますね。しばらく帰国の予定無いですか?たまにはメール下さい。よいお年を。
P.s. 剣道のブログパーツいただきました。
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